2020年最新 Z世代のプリクラ事情。中国・韓国文化を取り入れた新しい撮り方とは?

日本を代表する文化である「プリクラ」。そのプリクラは今、海外文化と融合させた楽しみ方で「Z世代」にブームが起こっているのはご存知でしょうか?

プリクラといえば、日本独自の文化として今までも数多くの若者の青春を彩ってきました。

プリクラに海外文化を取り入れるZ世代

プリクラの技術も時代と共に進化し、顔の各パーツの大きさを変えることができるなど、今では別人のように可愛く「盛る」事が簡単になりました。

一方で、今Z世代の間では「全く盛れない」韓国のプリクラ「人生4カット」というものが流行してきています。

盛れないプリクラが流行中?!

先日新大久保に進出し話題となった、その「人生4カット」。日本のプリクラのように顔を認識して可愛くしたり、背景を変えたり、落書きをしたりという機能はついていません。

しかし、プリントアウトされたものはなんだかレトロチックでおしゃれ。ネガフィルムのようなレトロな「プリクラ」を手に持ち、写真を撮って映えさせる事が目的なのです。

 

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韓国プリクラ撮ってきた . #新大久保 #人生4カット #韓国プリクラ

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盛れないので、あえて顔を隠すポーズを取ってみたり。プリクラで撮った顔そのものよりも「その後」を重視したりと、新しい楽しみ方を生み出しています。

新しい形の制服プリ

他にも、韓国制服を着用して撮影するプリクラも流行しています。

制服は、海外からも注目されるほど日本の文化として浸透しています。それなのにナゼ、韓国の制服を?と思いますが、日本定番のプリーツスカートにブレザー・セーラー服といった学校制服とはまた違った可愛さがあるのです。

韓国の制服事情は、日本とは全く異なります。日本では、学校指定の伝統を感じるような制服を支給・販売されます。しかし韓国のソウルでは、学校が提携している複数のブランドから、自分が好きなデザインを選ぶことができるのです。

 

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制服をファッションとして、おしゃれを楽しむことができる韓国の学生たち。可愛い制服の学校ランキングなども紹介されています。

そんな韓国の制服は、販売されている種類が多くデザイン性に富んでいます。
韓国制服のトレンド事情は、とにかくタイト。女子はミニ丈ノンプリーツの、ピッタリとしたラインのスカートが人気。男子はスキニーパンツを着用し、細い体のラインを出すことが「命」であり最大のポイントです。

数ある制服デザインの中でも、トップクラスに人気なのが「カラシ色」のベスト。
カラシ色は、KPOPアイドルも多く通う「ソウル公演芸術高等学校」のシンボルカラー。カラシ色の制服デザインはインパクトも強く、着用している学生も揃って美男美女。Z世代からの憧れが強い、唯一無二の制服です。

オタ活や、コスプレの一環として流行した制服ファッション。流行の広まりとして、韓国ドラマやk-popアイドルの衣装に制服がよく使われていた背景があります。

また、韓国だけではなく中国コスメや中国語プリクラなど中国からの流行の影響もあります。

中国語が落書きの定番に

中国語プリクラは、その名の通り中国語でプリクラの落書きをします。

普段のプリクラとの落書きと違う点は、その場で落書きをしないこと。
画像をご覧の通り、後から画像を加工する際に文字を入れます。

 

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今の時代、プリクラを撮ったその場で落書きをすることはほとんどしなくなりました。
プリクラを撮り終わった後、自分のスマホに移したデータにリップの色を変えるなど細かい修正を加えるそうです。

中国といえば、頭の高い位置でお団子をしていて、太極拳が盛んといったイメージがあるのではないでしょうか?

Z世代にも、そのイメージは定着しています。そのプリクラを撮るときは、頭の高い位置でお団子をして、掌に拳を押し付けるポーズで撮ることが多いようです。

また、ジャージプリ(ジャージを着て撮るプリクラ)も可愛いとZ世代に流行しています。
中国の学生がジャージで登校しているところと結びつけ、服装はジャージで撮ることがほとんどです。

一昔前のジャージと違い、今の学校指定ジャージは、asicsやFILAなどを採用しています。日常使いしているスポーツブランドを使用している学校も、多くあります。
学校指定のジャージはダサいという考えは終わり、「かわいい」に変わりつつあるのです。

中国文化の流行

そもそも漢字というものは、日本人である私たちにとって、当たり前に使うものなので使い慣れています。
チャイボーグメイクや中国コスメが流行し、中華美人への憧れなど「中国のトレンド」を身近に感じることが増えました。そのことが中国語プリクラが流行した、きっかけの一つだと考えられます。

ちなみにチャイボーグメイクとは、中華美人を真似したメイクで、中国らしい赤を基調としたメイクです。
肌は白く、眉毛を太くキリッとさせ、シェーディングとハイライトで陰影のはっきりとした顔を作り、真っ赤なリップを塗ります。

また、中国メイクの流行に伴い、中国コスメも流行しました。
中国コスメは、日本にはないようなパキッとした鮮やかな発色のもの・煌びやかな装飾のパッケージが特徴です。

様々な国からトレンドを取り入れるZ世代

韓国のトレンドが当たり前になりつつある中、中国という新たなトレンドを発見したZ世代。
韓国だけにとどまらないトレンドを、Z世代はさらに生み出しているのです。

韓国から来た流行は、食べ物やコスメが定番でした。今や、日本の文化であるプリクラや制服など、多様なジャンルで日本のZ世代に流行の影響をもたらしています。
そして韓国だけではなく、中華美人への憧れも強まっています。

次々と新しい国の文化を取り入れる日本のZ世代。次にどこの国のトレンドを取り入れるのでしょうか。

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